同期の女性が会社をやめてから1ヶ月ほどになる。
足が疲れたからといってパンプスを脱いだり、社員旅行のバスの中でイヤホンをキメたり、入社早々この会社には5年もいないとわたしに宣言したり、もともとヤベ〜やつだなとは思ってた同期女性。5年どころか半年もいなかったよ。
もう社内に彼女の記憶はほとんどない。そんなもんなんだろうな。
味方を作るのが下手で不器用な彼女を会社は否定したけれど、自分を貫く彼女がうらやましかった。ちゃんと生きてるって感じ。社会、人間を否定するなよ、と思う。
やめてから連絡はとっていないけれど、多分元気にしてるんだと思う。（LINEのプロフィール画像やひとことが楽しそうである。）きっと同期女性はわたしのことなんか忘れてしまってるのに、わたしはまだ忘れられずにいる。彼女がこの会社で生きるにはどうしたらよかったんだろうとか考える。会社は働く場所であって、生きる場所じゃないのかもしれないけど。
