愛すべきモラトリアムたち

22日は卒業式でした。
金がないと言いながら当日何を着るのか考えるのが面倒くさくなって、ギリギリに準備した袴を着て出席した。「卒業式でしか着る機会なんてめったにないから絶対袴着た方がいいよ!」とゴリ押してくれたマリ(美容師さん)や、低予算にも関わらずかわいいかわいい似合う似合うとおだてながら一緒に袴を選んでくれたおばちゃん(着物屋さん)に感謝です。
謝恩会では「フォーマルな格好をしろ」と言われたのでどうしようどうしようと言いながらなんとかドレスを用意して、ガハガハ笑いながらおいしいものを食べた。
普段着ないものを着ると身が引き締まるし、卒業というひとつの節目をヒシヒシと感じました。まだ実感はないんだけどね。

18年間の学生生活が終わってしまい、サラダを取り分けたりビールをお酌できないまま社会に放たれてしまう。少し不安だけれど、それでも生きていかなければならない。し、多分どうにかなるんだろうな。

大学では新しい経験や価値観、文化にたくさん触れることができた。人々にたくさん迷惑をかけしてしまったけれど、今までで一番、自由に好きなことをしたり好きなものに出会ったりすることができて恵まれてるな〜〜と思います。

卒業式のあとの謝恩会が終わって、幹事が清算のためにマクドナルドへ行くのにみんなでぞろぞろとついて行った。私の学科の人たちは、みんながみんなそんなに仲良しだったわけじゃないけれど、最後に別れを惜しんでいるのが少し愛らしかった。マックシェイクを飲みながらだらだらと喋って終電で帰る。二次会はなくてよかった。